小さな王様と約束の国 から見るWiiウェア


小さな王様と約束の国 から見るWiiウェア

 来年3月のWiiウェアによるゲーム配信サービス開始と同時期にダウンロードで専売される“小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル(以下FFCC)”は、主人公が建築術をという魔法を駆使して国を発展させるゲームです。
 今更説明する必要はないとは思いますが、Wiiウェアは現在運用されていますバーチャルコンソールとは異なり、Wiiウェアで販売されることを目的に新たに制作されたサービスです。その思想は、パッケージソフトのように価格に見合った付加価値を付ける(豪華に着飾る)ことにより開発費を膨らませる悪循環を断ち切り、ゲームの本質の面白さに絞った開発を行うことにより安価にユーザーに提供することです。
 さて、このFFCCですが、1500Wiiポイント(1500円)で販売されます。バーチャルコンソールのソフトよりは割高ですが、新作としては高くはないと思います。現状ではどれほどのスケールのゲームかは量りかねますが、Wiiウェアとしてはこの辺りが上限価格となりそうな感じです。

 一方、この価格設定でメーカーは利益が出るのかを考えてみましょう。Wiiウェアの場合、開発費は抑えめに作られるはずです。開発費を掛けるならパッケージソフトと何ら変わらないわけですからね。更に流通に乗せなくてもよいので問屋や小売店などの中間マージンは発生しません。更にパッケージ(取説・ケース・記憶媒体・梱包材など)も必要としません。
 手頃な価格で家にいながら手軽に買えることも考えれば、売りやすいでしょう。実際バーチャルコンソールは9か月ほどで780万ダウンロードの実績があります。メーカーにとっては販売方法の選択肢が広がったことは喜ばしいでことでしょう。尤も、一銭の利益の寄与も無い流通にとってはWiiウェアをあまり歓迎したくはないでしょうが。
 FFCC以外にもWiiウェアでは多数のゲームの開発が進められています。未発表作品を含め期待して待ちたいと思います。

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2010年8月18日|

カテゴリー:Wiiソフト