ROMカートリッジの原価は?


ROMカートリッジの原価は?

 Xbox360Wiiで使用されているDVD媒体の原価は100円を切って久しいですが、プレス代や取扱説明書・パッケージを含めると数百円になってしまいます。ブルーレイディスクは2年前は千円以上していましたが、現在では数百円程度ではないでしょうか。どちらに価格の大半は原材料ではないもの(ロイヤリティ・開発費・メーカーの利益・流通経費など)となっています。
 その一方、現行ゲーム機では唯一ニンテンドーDSが採用しているROM媒体は高いと言われ続けていますが、実際はどうなのでしょうか?

 SFC全盛期の時はROMの原価だけで3000円とも言われていました。しかもその上にロイヤリティやプログラムをROMに焼く費用、その他パッケージ代を含めると、定価の半分を占めていたと言われていました。そこに開発費やメーカーの利益、流通経費と積み重ねていくと‥‥とんでもないことになり、その当時は1万円越えのソフトが当たり前のように発売されていました。
 しかし、現在はDSソフトで2100円のものが出ていることからも分かるとおり、そんなに費用がかかっているわけがないことが分かると思います。
 例えば2100円のソフトを10%引きで売っている店の場合、小売の粗利益(粗利益とは、売上-仕入原価を指し、そこから人件費、光熱費、賃貸料、備品経費を差し引く必要があるため、実際の利益とは異なります)を400円、卸問屋の粗利(同)を200円、メーカーの粗利(同・但し、開発費は製造費に含む)を200円、ロイヤリティを100円と考えると、1000円も残りません、実際にはそこから開発費を含む製造経費等々を考えると500円以下になるでしょう。
 そもそもmicroSDが2MBで500円以下(最安で99円!)で売っているご時世ですので、それ以下の容量のROMならもっと安価だとしても何ら不思議ではありません。というか、ランダムアクセスメモリよりもリードオンリーメモリの方が安いに決まっています。(DVD-RとDVD-RAMならどちらの方が安いかというところからでもわかりますよね?)
 つまり、光メディアでもROMメディアでも原価はソフトの定価から比べるとそれほど変わらないという結論に達します。当然容量の違いはありますが、容量が増えるとそれだけ開発費も増えるというデメリットもあります。個人的には光メディアはローディングタイムが鬱陶しいので、ROMメディアの方が良いんですけどね。

 ここからは希望的観測ですが、ROMメディアの進化の速度は光メディアの進化の速度を凌駕しています。数年後にはコンパクト化、読み書き速度はそのままに、大容量化でも価格でも追いつくのではないかと思います。そうなると、次々世代あたりには据え置き機でもROMメディア回帰が起こるのでは、と思っています。

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2009年9月28日|

カテゴリー:任天堂DSソフト