数陣タイセン レビュー


数陣タイセン レビュー

 参りました──。

 僅かながらも私の琴線に触れるものの、目立ったウリもないため、大して売れそうにないなぁ、と思っていました。その風を感じ取ったのでしょうか、任天堂も全くと言っていいほど宣伝にお金を掛けていません。その結果、全くと言っていいほど売れませんでした。
 しかし、実際にゲームをプレイすると衝撃を受けてしまいます。ワンプレイ5分10分で終わる手軽さ、最大5手と少ないながら手応え十分の詰め将棋のようなお題、中毒性抜群の対戦と、全てに於いて高い完成度を見せています。しかも、ルールは至ってシンプルです。簡単に書けば、繋げて数字を揃えるか、並べるか、輪を作るかすればポイントが得られます。そのポイントを目標値に達せれば勝ちです。
 但し、(大多数の食わず嫌いは別として)間口は広いですが、奥はもの凄く深いです。目標値に達するまでにフィールドが札で埋め尽くされると、その時点でポイントの多いプレイヤーの勝ちとなります。また、繋げた時に組合せが複数存在する場合、全てが加算されます。このあたりは麻雀を想像していただけると分かり易いでしょう。また、アイテムの存在が戦略の幅を更に広げてくれます。勿論相手もアイテムを使えるため、その効果を最小限に留めるための戦略も考える必要も出てきます。
 オセロや将棋などは運の要素は無く、実力のみの勝負となりますが、数陣タイセンは多少の運も絡んでくるため、麻雀のように強くても引きが弱いと勝てないことがあります。このゲームでも虹札が多くて自陣を維持出来なかったりすることもあります。
 ゲームボーイのQビリオンのようなゲームが好きな方ならすぐにでもハマれます。このような秀作ゲームが埋もれてしまっては非常にもったいないです。因みにmk2(ユーザー参加型レビューサイト)では高評価を得ています。

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2010年7月15日|

カテゴリー:任天堂DSソフト