シグマハーモニクス レビュー


シグマハーモニクス レビュー

 福田首相辞任のニュースを横目に見ながら、完全クリアまで約30時間、一気にクリアさせていただきました。

 超推理で完璧な答えを導き出すために四苦八苦しました。大逢魔の出現場所を告げたあとに○が出るとOK、△が出るとその箇所が間違えているというのが判るので、ひたすら推理を繰り返しました。その結果、犯行の手順などは判るのですが、その動機が元々のコンセプトがそういうものだと思いながらも「魔が差した」という曖昧なものが多いのは気になるところです。

 普通に戦闘をこなして経験値を積んでいけば業逢魔も倒していけるのですが、最終章(ローマ数字の楽章ではない)では桁違いの強さを見せるため全く歯が立ちません(最大ヒットポイント以上のダメージを一撃で受けたら、そりゃ勝ち目無いわな)。まぁ、レベルを上げれば勝てるのですが、それでも相手のヒットポイントは40~43万と異常に高いので、元々経験値の得られない業逢魔は式札で回避した方が早いという決断に達しました。どちらにしろ最終章は少しバランス調整に欠けているような気がします。超推理も単発の寄せ集めでしたし。ただ、そのお陰で大逢魔と9回闘えるためレベルがどんどん上がるというメリットもありますが、最終章で底浅い推理で終始するのもどうかと思います。

 戦闘部分は思考型と思われがちですが、カードの取捨選択はどう考えてもアクションのような気が‥‥。この辺りは少し大袈裟に言えば、トランプのスピードというゲームを思い出していただければ想像付くと思います。あと、カスタマイズできないのも残念です。使えるコマンドでも使わないコマンドを排除することで戦闘時の選択がスムーズに行えるようになります。自動戦闘を選択するために4回も繰らないといけないのは正直面倒臭いです。

 声優に関しては平野綾で指名買い、というわけでは決してありません。決して‥‥。
 しかし驚いたのは能登麻美子の演じた役柄です。この人は乃木坂春香宮崎のどかネギま!? )や相澤千鶴藍より青し)のようなおっとり系の多い声優さんだと思っていましたので。と思いきや閻魔あい地獄少女)等意外と多彩な性格を演じてらっしゃることが発見。

 ところで、あまり「このゲームはDSではなくPSPならもっと楽しめたのに」という声は聞かれませんが、もし、そういうレビューがあれば要注意です。なぜなら操作性ではタッチパネルがあってこその戦闘モードであり、またフルボイスでないからこその犯行トリックが含まれているからです。この辺りはちゃんとプレイしていないと解らないところですね。

 「死亡フラグが立っているのか?」と思わせる人物の伏線や、ヒロインやタイトルの名前の種明かしなど、なかなか面白い仕掛けが含まれています。真実への欠片がもっと探しやすければ尚良かったような気がします。
 少し細かい部分が煮詰め切れていないのは惜しいところですが、このシリーズなら続編を買っても損はないと思わせてくれました。カードバトル+推理アドベンチャーが好きなら是非プレイしてみて下さい。

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2010年5月 2日|

カテゴリー:任天堂DSソフト