新型プレイステーション2投入


新型プレイステーション2投入

 新型プレイステーション2の発売が発表されました。
 本体重量は600gから720gと増えていますが、ACアダプター(720g)が内蔵されたことにより、実質軽量化が図られています。また、海外では消費電力が25%削減されているとの報告がありましたが、SCEからその辺りの発表がありませんので、消費電力に関しては公式発表待ちです。
 しかし、据え置き機ではPS3に経営資源を投入するのでは?と新型PS3発表の時は考えていたのですが、どうやらSCEの方向性は違っていたようです。

 確かに、PS3のソフトのラインナップを半年やそこらで揃えることは実質不可能な話です。そう考えれば、新型PS3は延命、と言うよりも本格的なHDハード戦争が始まる数年後を見据えて、暫くは赤字幅を減らす手段で損失を出来るだけ防ぎ、一方で現状では利益の見込めるPS2ユーザーの引き留めに注力する感じですね。
 実際、壊れたために買い換えるにしても、PS3に負けないくらいハードが売れているということは、PS2のハードの需要がまだまだあると言うことです。また、ソフトもギャルゲーが結構な割合で占めていても、PS3の数倍のシェアを堅持している現状を、ロイヤリティーの観点からもSCEは無視出来ないでしょう。

 現実を見据えた戦略は、一見理に適っているように見えます。しかし、中期的に考えますと、必ずしもそうは言えないような気がします。
 なぜなら、HDハード戦争ではXbox360に対して優位性が薄れる一方、PS3ユーザーをスムーズにPS3に移行するというシナリオを自ら歪めているというジレンマに陥っているからです。
 また、アナログ放送終了の2011年になっても、ハイビジョンテレビがどれほど普及しているかは判りません。その頃になると、安価な変換アダプターで凌ぐ家庭も多いでしょう。そうなると、HDゲーム機がその時期を境に本格普及するとは限りません。
 更に、その頃になると、HDゲーム機のノウハウが熟れてくるため、任天堂が満を持して次世代機を投入可能性は十分に考えられます。そうなると、互換性に定評のある任天堂のことです。SCEは一筋縄では切り崩せないでしょう。

 方向性が定まっていないだけなのか、全方向性の戦略なのかは判りませんが、これは吉と出るか凶とでるかは、暫く見守って結果を見据えようと思います。

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2010年7月 7日|

カテゴリー:プレステソフト