転売について


転売について

 たまには自分の過去のことにも触れてみたいと思います。

 ゲームソフトを扱っているお店で働いている人のブログで稀に話題になることがあります。その度に転売悪玉説が囁かれていますし、その気持ちも分かります。そして耳の痛い話でもあります。実は私もそれを副業にしていた時期がありました。年齢がばれそうですので詳しくは言えませんが世間ではまだ20世紀と呼ばれていた時代のことです。

 普通に情報収集したり、会社帰りに買いに行ったり、売りに行ったりということを週5~10時間するだけで月10万円以上稼いでいました。但し、私は決して店の迷惑になるような売買を(結果的に)したつもりはありません。
 まず、購入店に対してですが、目玉商品は一切購入していません。これはその日に買いに行かなければいけなかったり、個数制限があったりで、意外に面倒だからです。私は1日の買い物で数万円、20~30品を一度に買いますので、目玉商品は一つの利幅が大きくても、それだけのために足を運んでも大して利益が見込めないからです。
 その一方、見切り品に関しては、利益が見込めるならガンガン買い込みます。秋葉原のような電気街のゲームショップの至る所に山積みされている80%引きになっている商品ならば、明らかに見切り品です。そんな商品でも、少し郊外に出れば結構な高値で買い取ってくれるものが偶にあるのです。見切り品を少しでも捌いてあげることで店の赤字をこれ以上大きくしない(更なる値下げによる損失拡大を防ぐ)手助けになっているのではないでしょうか。

 また、売却する店に対しては、“1か月の間に同じソフトを同じ店で2本以上売らない”という制約を課していました。これはもし市場価格と乖離している買い取り価格を提示していても、損失は最小限に抑えられるだろうと考えられるからです。‥‥と言うのは建前で、顔を覚えられて買取を拒否されないまでも、店員に嫌な顔をされるのが嫌だからです。まぁ、翌月も同じような買い取り価格ならまた1本売りましたが。
 また、先の見切り品についてはそのソフトをその地域ではより高く販売できるからこその買い取り価格ですなので、需要のより高いところに供給したと考えれば決して悪い話ではないはずです。
 因みに一番多くのソフトを買い取ってくれた店は、当初はただの個人店でしたが、現在100店以上のチェーンを抱えるグループにまで成長しています。ですので、私の功績も少しはあったのでは、と勝手に思ったりしています。

 しかし、買い取り価格と販売価格が逆転している一番の問題は、このような買い取り価格を提示している店側にあると思います。当時はソフマップわんぱくこぞう等で買取価格表を貰わないと市場の買取価格を調べることが出来ず、販売価格に至っては店頭でいちいち調べなければならず、結構苦労もありましたが、今ではAmazonを始めとした大手通販やヤフーオークションなどで市場価格は手に取るように分かります。
 しかしそれ(市場調査)をせずに「高値で掴まされた(Amazonの売値よりも高額買取をしてしまった)」という店はプロとして失格と言わざるを得ません。また、「ひとりでもちゃんとプレイしてくれる人に売りたい」と理想を述べるのは構いません。しかし、現実には安値で仕入れて利益をのせてお客に売るのが商売の常套です。ルールを逸脱しない限り、そして客を裏切るような行為をしない限り、最大限客にサービスを提供しながら利益を追求すべきではないでしょうか。実際、問屋の卸値よりもAmazonの方が安いからAmazonからも仕入れているという店もあるくらいですし。

 因みに私は半年ぐらいで転売は止めました。丁度その時にバカみたいに残業が増えた(月80時間)のが最大の理由です。本当は残業よりも転売の方が気軽に稼げるのですが、本業の方は疎かに出来ませんし、そもそも仕事が楽しかったですし。
 今は転売業に復帰しようとは思いません。今でも情報収集の手段はありますし、売り買い共に選択肢が格段に増えているため、稼げる自信は十二分ありますが、これを本業にしてしまうとモチベーションを保てません。そもそも、あのころは自転車で毎週150kmほど東奔西走出来ていました。それくらいのモチベーションがなければ、復帰しても続かないでしょう。

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2009年1月27日|

カテゴリー:ゲーム全般のソフト