近視眼的な投資家


近視眼的な投資家

 前回も取り上げた任天堂の株ですが、ここ最近は2.5~2.8万付近を軟調に推移しています。景気後退や円高など、株式市場自体の冷え込みという大局以外にも、任天堂自体もニンテンドーDSWiiとも国内では売上が目標に満たないということもあり、株価が上がらない要因になっているようです。
 しかし、海外に目を向けると全く異なった状態です。DS・Wii共に、あるだけ売れる状態が未だに続いています。この現象はWiiFitを初めとする一部のソフトでも見ることが出来ます。その結果、任天堂の海外比率は前年度の80%から89%に引き上がっています。ですので国内で20%減だとしても海外は50%アップ、トータルでは40%のアップとなります。

 ところが、投資家は何故か日本の市場をもって業績が悪化したと考えているのか、現状以上の株価下落の憂き目に遭っています。
 因みに、任天堂はキャッシュリッチの企業として知られていますが、資産の大半は現預金で有価証券の割合が非常に少ないのも特徴です。つまり、上場企業の株価が下落したからといって本来引きつられて下がる企業ではありません。また、現状では物の価値が下がる=現金の価値が上がるという構図ですので、現預金を資産として持っている企業は有価証券や土地(場合によっては貸付金も含める)を資産として持っている企業よりも強いのです。

 因みに、業績の上方修正や円高による下方修正など、四半期決算前におおかた予測できることでも発表後に乱高下することも度々ありますが、その度に如何に投資家として情報収集が疎かなのかが露呈して、ついつい目を覆いたくなります。
 兎にも角にも、現在の任天堂の株価は非常に安い水準と言わざるを得ません。但し、単元あたり260万円は一般の人には少々高いのもまた事実です。株式電子化も済んでいることですし、そろそろ単元株数引き下げを実行して欲しいところです。

※当方は株式投資はいっさいしておりません。また、この情報を元に損失が発生しても当方はいっさい責任を負えません。株式の取引は個々の責任に於いて実行して下さい。

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2009年11月10日|

カテゴリー:ゲーム全般のソフト