任天堂 質疑応答を紐解く


任天堂 質疑応答を紐解く

 Wiiのフラッシュメモリの容量について足りないと感じる方もいる、という質問に対し、その不満を解消するために研究します、と回答されています。
 これに関しては単にフラッシュメモリの容量を増やすと、それまでに購入したユーザーは今後配信されるソフトによっては不利益を被る可能性があります。(例えば500MBの大容量ソフトの配信があると、セーブデータすらSDカードに待避せざるを得ない状況になり得ます)
 それよりも、SDカードチャンネルなるものを創設し、SDカードに待避したソフトをWii本体に戻すことなく起動できるようにするだけでも、面倒臭さはかなり解消されるでしょう。

 また、莫大な現預金を保有していることの理由を改めて明確にしています。確かにWiiのような(実際にプレイするまで面白いかどうか判らないという意味での)訳のわからないものを、協力会社がパートナーシップを組んで製造・開発しようとしたとき、ゲームキューブの当時の現状だと、なんの担保もなければ全力で取り組んでくれない可能性もあります。

 Miiのライセンス供与についても興味深いです。Miiはマリオやリンクと同じように1つのキャラクターと捉えています。一部の人からはMiiの基本デザインは任天堂が権利を保有しても、組み合わせて作られたMiiは作製したユーザーのものという意見があります。確かにそ言う考え方も出来なくはないでしょうが、それを言い出すとマリオとリンクを併せてデザインすると新たなデザインとなる、と言っているようなもので、そこまで拡大解釈が許されるものではないでしょう。
 事実、フォントや詩、音楽のフレーズなどでも著作権などが認められています。

 最後にハードの値下げについて、今までの常識がここでも通用しないことを明言しています。
 今までのハードは半導体に設備投資していたため、年々大きくコストダウンを計ることが出来ました。しかし、WiiやDSの半導体は最先端のものを使っているわけではなく、元々価格的に落ち着いているものを使っているため、大きくコストダウンすることもありません。しかも半導体コストのウエイトはそれほど大きくはありません。更に接続部などは腐食から基盤や回路を守るために、ふんだんに金などのレアメタルが使われています。
 ハードで赤字を垂れ流さない健全性・コストダウンによる収益性の向上という戦略性も併せて、本体の価格設定も一筋縄ではいかないものです。

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2010年1月 4日|

カテゴリー:ゲーム全般のソフト